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About Sugiisami杉勇について

蔵の紹介

霊峰鳥海山の信仰と歩んだ酒蔵

山形県の米どころ庄内平野にそびえる東北随一の独立峰「鳥海山」。その鳥海山を御神体とする大物忌神社(おおものいみじんじゃ)の蕨岡口ノ宮(わらびおかくちのみや)の門前に広がる上蕨岡(かみわらびおか)地区は、かつて鳥海山の山岳修験の拠点として栄え、高い文化を育んだ集落でした。

その一角にあって江戸時代から修験道と密接に関わってきた酒蔵が杉勇の前身です。そして大正12年に合資会社として現在の地に設立されました。時代が変わっても高品質な手造りの酒は変わらず地元の方々に根強く支持されています。

恵みの水で蔵人が丁寧に醸す

蔵の地下には鳥海山の氷河を源とする清冽な伏流水が豊富に流れていて、杉勇の酒は全てその水を使って厳寒の時期に手造りで仕込まれます。水質はスッキリとして飽きの来ない味の酒に適した中軟水で、水温は季節を通して一定しています。

杉勇の現在の酒の製造量は約500石(一升瓶換算で5万本分)、これは全国の酒蔵の中でも最も小さな規模に属する酒蔵です。そして蔵人は全部で9人。500石の酒蔵にしては少し多い人数かもしれませんが、その分、より多くの手間暇をかけた丁寧な手造りの酒造りをしています。豊かな自然とそこに息づく人の手によって、杉勇は飽きのこない「長くつき合える酒」をめざし大切に醸されています。

米どころの酒を食の恵みで味わう

杉勇のある庄内平野の北端に位置する遊佐町は、庄内の中でも特に良質の米の産地として有名です。鳥海山をはじめとする山の幸、そして豊かな海の幸に恵まれた日本海にも面したところで、良質な米ばかりでなく、山海の豊かな食材もそろっている土地です。ぜひ一度、郷土料理とともに杉勇をお楽しみください。